nov designのBrompton用の樹脂製テンショナーになります。

外装ギアにも内装ギア両方共に対応しています。
外装ギアのみで使用する場合はナットを止める部分に付いているアルミのリングを外して使用して下さい。
アルミのリングを外す事により約2g軽量になります。


プーリーにはベアリングが内蔵しており、
プーリーとシャフトの質が良い為に外装4速化まで可能ではあります。

内蔵スプリングはチタンバネになりますので結構軽いです。

ただ、
テンショナー本体は樹脂製になり、
樹脂製でもアセタルテンショナーの用に粘り気の高い樹脂で削り出しではない為に、
市販されているテンショナー(アルミ、マグネシウム、アセタル、カーボン)に比べると弱めです。

初期モデルはテンショナー裏側のナットが埋め込まれている部分がすぐにクラックが入ってしまい、
全て改良版に交換された事もあります。

改良版は、
テンショナー裏側のナットが埋め込まれている部分を肉厚にし、
樹脂自体を硬く強度高くする為にガラスの粒と一緒に型生産されています。

改良版に関しては、
novさん自身も普段から使用しておりますが、
特に問題はないそうです。
僕自身も一台に一年位使用し、
最近は外装4速化しておりますが良い感じで使用出来ております。
知人も一年位使用しておりますが、
特に問題はないです。
知人は変速がとてもヘタクソで、
登坂の時に漕ぎ回転が遅くなりトルクがかかってきたときに変速ますので、
テンショナーのボルト部分に負荷がかかりますので心配はしているのですが、
何事も無くいつも走行されています。

あくまでも純正テンショナーと同等の強度であるとは思っています。



novさん自身のお話としては、
これはあくまでもプロトタイプという扱いになり、
ちゃんとした製品版はアルミ製のnovテンショナーになりますので、
しっかりとした製品が欲しい場合はアルミ製を使って下さいとの事ではあります。


ただ、
アルミ製に比べると安価であり、
何よりも変速性能の高いプーリーを使用しておりますので、
変速がとても良いです。

3速化位ならこの樹脂製でも良いとは思いますが、
4速化の場合は微妙です。
自分やnovさんは4速化していますが、、
心配であればアルミ製の方が良いと思います。
5速化は断然アルミ製が良いと思います。





2019年9月からプーリーシャフトが改良されました。
今まではステンレス製でしたが7075AL製でより材質としては高く、
それでいて軽くもなりました。
本来アルミの方が弱そうにも滑りが悪そうにも思えますが、
潤滑アルマイトという滑りが良くなるアルマイトがシャフトに施されております。

日本のアルマイト屋さんに一度だけ数度話を伺ってだけで見た事はなかったのですが、
アルマイト屋さん曰くとても滑りが良くなるアルマイトだそうで、
お客さんから依頼を受けて潤滑アルマイトを施した後についつい油汚れが付着してしまったみたいでして、
本来ならパーツクリーナー等で油汚れをとりますが、
アルマイト自体の表面上が滑らかな為にウエスで拭いただけで油汚れが取れたとびっくりされていました。

レーサーバイクのキャリパーブレーキのピストンに潤滑アルマイトを施しブレーキのタッチを良くするそうです。


シャフトにはオイルを指すとその時は良くなりますが、
後々シャリやホコリ等でシャフトを傷付けてしまいますので、
基本的にはシャフトに油はささないで下さい。
フッ素オイルや基盤等で使用する接点復活材なんかが良いとは思います。

重量は82gになります。