加賀九谷 初代 須田菁華（～1927 与三郎）模畠山記念館蔵 明代赤絵金襴手 爵形酒呑 共箱無傷「□に『せいか』」印 / 北大路魯山人 懐石道具
長径 約１１７ｍｍ高さ 約１００ｍｍ
ほとんどスレなく、金もとても良く残っています。初代 須田菁華を有名ならしめているのは、須田菁華指導の下、北大路魯山人が作製した懐石道具に因るところ。「応需」とありますので、金沢出身の畠山一清（即翁）等の茶人からの要望により後の館蔵品を模したものと思います。淡交社刊 小田榮一編『茶道具の世界15 懐石道具（平成13年）』60頁に、本歌が掲載されています。底に、長方形に平かなで「せいか」の印が捺されています。


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